家具 × 建築|FURNITURE × ARCHITECTURE

FURNITECTURE

A new concept for creating
more enriched and
superior living space for inhabitants.

住空間を、
住まい手にとって、
より上質で豊かなものに
するための
新しい概念。

「FURNITECTURE」とは、「FURNITURE」(家具)と「ARCHITECTURE」(建築)を組み合わせた、新しい概念です。

言葉の意味をそのまま表すと、「建築構造と一体化した家具」つまり備え付けのキッチンやデスクといった「造作家具」を指しますが、私たちはその解釈からさらに一歩踏み込み、ドアやサッシといった「建具」そして床材や壁面材といった「内装材」も「建築構造と一体化」という点においては同じくFURNITECTUREであると考え、【造作家具や建具、内装材などの重要性を正しく理解し、住空間をトータルデザインする】行為自体もFURNITECTUREと捉えます。

住まい手の多くは家具にこだわります。それは「家具を選ぶこと」が「センスや価値観を表現する手段」として捉えられてきたからです。たしかに家具の世界には人を惹きつけてやまない魅力がありますが、住まいの中でセンスや価値観を表現するものは「家具」だけとは限りません。

「建具」や「内装材」は家具ひとつひとつを選ぶ時のような熱意が向けられにくく、最終的なコスト調整の対象になることも珍しくありません。しかし本来、時間をかけてじっくり選ぶべきはむしろ「建具」や「内装材」です。なぜならこれらは眼に映る面積の大きさから住空間に大きな存在感を与えるものですが、模様替えしたい時や、劣化や破損が生じて取り替えたい時も、建築構造と一体化しているため家具のように気軽に取り替えることはできません。

つまり、長い時間を過ごす家の中でどのように変化していくかを考えながら素材や意匠を選び、かつ機能性の高いものを選ぶ必要がある、不変の価値を求められる存在だからです。住空間の変化を捉え、建築コンセプトと調和するFURNITECTUREを選ぶことは、理想の住まいを創るための重要なプロセスなのです。

Furnitecture is a new concept
that combines ‘furniture’
and ‘architecture’

これまで建築構造の文脈で語られがちだったFURNITECTUREの領域も、家具やインテリアと同じように住空間全体をデザインするものとして感じていただきたい。そして「FURNITECTURE」が、住まいという空間に、より自由な選択肢と、より新しい世界を拡げていく入り口となったら。私たちは、そんな願いを込めて、誰も挑戦してこなかった、新たな領域を追求します。